膜類加工用 機械販売・各種フィルム/繊維製品向け溶断設備製作・工業用刺しゅうシステム・改造・電気回路設計
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サインアンドディスプレーショー2024・報告
日時:2023.9/11-13
場所:東京ビックサイト
出展内容:サイン系二次加工設備
コンセプト「二次加工設備を導入して、利益を留保しよう」

今回も大阪のサンケイコーポレーションと、ターポリン/テキスタイル出力物の溶着加工設備と、切断設備をご提案で出展です。

近年では紙質のパリッとしたメディアへの出力もだいぶ増え、溶着で苦労する例が多く、ますますメディアの軽量化も進んでいるようです。この種のもので屋外ものは、溶着強度などの点でないので、間歇送り式超音波ミシンが最適設備であること、またテンションファブリックによるシリコンバー縫製設備、縦型自動裁断機、好評の半自動ハトメ打ち機、超音波ほつれ止め溶断カッターなどを展示しました。
後加工は利幅が大きく、
原価は大変安く済みますが、最低限の技術習得が必要です。
また関東流、関西流などの加工方法の違いもありますので、お客様の事情をお聞きしながらご指導する例が多いです。専門業者の私たちは全てを把握しております。

私たちは国家資格「縫製機械整備技能士」「帆布製品製造技能士」をそれぞれ1級を取得し、お客様の工程改善のため、機械のみならず溶着の仕方、縫い片/手の使い方、針と生地の組み合わせ、その特性と機械の限界性能を理解し、治具も手作りで、使いやすい機械をご提案しています。
是非ご相談頂ければ、利益を稼げる後加工システムをご提案できます。

二次加工設備でお悩みの方は、溶着・ミシンから切断・溶断まで、遠慮なくお問い合わせ下さい。

↑ 縦型検尺自動裁断機 リミットカッターLCT-G210
10m切っても誤差1.5mmという高精度をお約束する20年来のベストセラーで、今回は縦スリットできる仕様での展示。
この機種はサイン系お客様で大変ご愛顧頂いている機種で、毎回主役展示機です。(デモ機あり)
↑ 半自動ハトメ打ち機 3P6-X
半自動で穴あけとカシメをしてくれるハトメ打ち機。
穴穿けが大変なのですが、ハトメを垂直にかしめる作業も地味に大変で、一日4000コも打っていたら、翌日耳がキンキンになってしまいます。
自動機なので、キンキン音も出ません。
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↑半自動式 ニクロム線カット機
二枚のメディアの突き合わせ溶着は近年減り気味ではありますが接ぎ合わせしたい相談は継続しています。女性陣でも加工作業をなされたい場合に最適なサイン仕様で展示です。

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↑超音波ミシン FM-1521
アドバルーンからソファの防水カバーの溶着、ターポリン加工まで何でもこなせるミシン型の溶着機として発売15年を超えました。今回は最近はやりのケイ素系メディアのきれいな溶着提案です。

動画はこちらをクリック下さい

↑自動シリコンゴム縫い付けミシン「デジトラン」(アメリカ・ミラー社)
テンションファブリックのシリコンゴムをテキスタイルメディアに縫い付ける自動ミシン。
欧州ではよくある形式ですが、日本標準仕様のターポリンのふち加工はできません。(特に関西流は不可能)両方できる仕様は国内メーカーのミシンで作れますので、ご検討の際はご相談下さい。
どんなにいい機械であっても、使い方や応用操作がわからないと、お客様に効果的説明ができません。
そのため展示会の空いた時間で、いつも溶着機やハトメ、ミシンの限界性能を確かめています。

今回は日本風鎧をイメージした創作物を作ってみました。
あちこちハードに振り回したり引っ張ったりしましたが、溶着部のクリープ性能はきわめてよく、オガミ溶着部も全く剥がれなかったので剥離性能も良さそうです。

遊んでいるように見えるかもしれませんが、まじめな話、納品すべき機械をいじくり回して限界性能を試す機会は、私たち技術者でもなかなかありません。
展示会でもなければ国家技能士が長い時間、集結すること自体滅多になく、会場内で技術的な話は尽きません。
使用設備: 半自動ハトメ打ち機「3P6-X」
      超音波ミシン「FM-1521S」
      縦型自動裁断機「LCT-G210」